週末、ご縁あって市川ぼたんさん出演の『桜の森の満開の下』を見に行って来ました。


金曜日と日曜日にビール女子関連のイベントに挟まれながらも、心から行ってよかった、貴重な体験でした。


市川ぼたんさんといえば、去年亡くなった市川團十郎さんの娘さんで、あの海老蔵さんの妹さんで。名前だけは聞いていても普段、中々歌舞伎とか、能とか、日本舞踊とか、日本の伝統芸能というものに中々触れる機会のなかった私。今回、ぼたんさんの元で日本舞踊をやっていた人から誘われ、巻き込まれるがままに。



でも、私の師である小菅隆太さんがよく言う、「ときに意図をもって巻き込まれてみるのも新たな発見がある」とはまさにこのこと。


今回は市川ぼたんさんの日本舞踊×パントマイマーのいいむろなおきさん×歌手で俳優の中川晃教さんの三者三様の芸能を藤間勘十郎さんが演出し、日本の古典を綴る、なんとも奇抜なコンテンポラリー。


それぞれの独特に素晴らしい表現はまさに「表現」ということばがよく当てはまる、表現だった。


場所は渋谷セルリアンタワーの能楽堂。
決して多くはない席数の中、とってもおどろおどろしいお話しが日本の古典特有の美学で描かれていて、初めての私でも、なんとなくそちらの方向のアンテナのストレッチとなった気がしたのでした。




先日、私が参加しているとある場所でも話題となったのですが、「自分の憧れ的な環境に身を置くと、そのときは少しキツイけど、もう、絶対なろうとするから成長する」という話し。


それにも多いに共感したのだけれど、この体験もすこしその話題と似ていて、自分と趣味趣向の違う他人からのお誘いだからこそ、受けるとそこには違う世界がある。

そうやって中々自分一人では伸ばせないアンテナを伸ばしてくれる存在は大切だなぁとつくづく思ったのです。


また、どんなに忙しくとも、そういう時間を取ろうとする巻き込まれ力を持つことの大切さも改めて感じた週末でした♪


yucco❄︎