私は間違いなく”白米派”です。

理由は美味しいからです。



カラダにいいからこれ食べようみたいな話しってよくありますが、極論、「カラダにいいマズイもの」と「カラダによくはないけど美味しいもの」だったら、どちらを食べたいかと聞かれたら、私は迷わず後者を選ぶことだと思います(←さすがはダメ栄養士w)

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やっぱり、ヒトって本能的に美味しいものを欲するんですよね。
だから、どんなに健康によくても、美味しくないものを食べ続けることでのダイエットなんか成功するわけないと思っています。


目的にもよりますけど。


例えばゴールが、”オリンピックで金メダル”とかだったら、もう大会で勝つためのトレーニングとしてそのことだけを目指して、マズイものも受け入れなければいけないという過程もあるかもしれない。とか、命に関わる大病で、食べ物のコントロールが生命を維持することに必要不可欠であれば、好きなものばかりを食べるわけにはいかないかもしれない。


でも、多くの人が”健康的な生活”や、”美のキープ”とか、毎日の生活をブラッシュアップするために日々の食生活に気を配ったり、皇居の周りを走ったり、ジムに通ったりするのであれば、それは楽しかったり美味しかったりするものでなければなかなか続きません




もともとお米は精米せずに食べられていたわけですが、江戸時代には庶民は白米を何よりものご馳走として楽しみます。



そ の時代には主菜や副菜から十分な栄養素を取れずにビタミンB1が不足し、脚気が続出したわけなのですが、そういった、足りないものを補うことで栄養学という学問は学びを深めてきました。



そして日本では一汁三菜を基本とした、糖質を多く含む白米に偏らず、たんぱく源を多く含む魚や大豆製品、ビタミンミネラルを多く含む野菜や海藻など、様々な種類を取れる食事=和食が定番化したのです。

白米は玄米に比べて精製されているため、消化が早く、血糖値の上がりやすさを表す、GI(グリセミックインデックス)値が高いと言われています。

そのため、インスリンが大量に出てホルモンバランスが崩れるとか、脂肪を溜め込むスイッチが入るとか言われていたりもします。

でも、そういった、豊富な食材を用い、一つのお膳で三角食べをすることで、精製された白米でも、他の食物繊維などと一緒に摂取することができて血糖値の上昇を穏やかにすることができるのです。



そのための栄養学だし、それをアドバイスするのが専門家なのです。

マクロビオティックの考えで”一物全体*”という言葉がありますが、お米や小麦も精製せずに”ホールフード”と言われる状態で取ることを良しとし、”精製されたものは悪”みたいに言う専門家もいます。でも、そこには「精製していないもの=栄養素を多く含む場合もあるけどいらないものも多く含む」ということがあまり考慮されていないように感じます。

*一物全体(いちぶつぜんたい)とは、ありのままの姿で分割されていない状態のこと。食養で使われることが多い用語で、食材を丸ごと使用するという意味で使われる。穀物を精白しないこと、野菜の皮をむかずに使うことや、根菜でも葉を用いること、小さい魚を丸ごと食べることを意味する。 ーWikipediaより


口から入った栄養素はすべてカラダに吸収されるわけではないし、いらないものも多く含むホールフードは精米機がやらないことを胃腸がやっているにすぎないのです。だから、栄養素の吸収が遅く、血糖値の上昇も遅くなっている。


決して玄米を食べていれば全ての栄養素を補完できるわけではないということ。


”カラダにいいもの”ばかり追い求めて、”食べる”という行為の楽しさを忘れてしまった人、もちろん、玄米が悪いわけではないけれど、美味しいものを五感をフル活用してバランスよくありがたくいただくこと、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。




栄養士の仕事は何も、より栄養素を多く含む食品を紹介して食事の幅を狭めることじゃない。


基本的には(臨床やトップアスリートなどでは違うこともあるけれど)美味しいものを健康に食べ続けられる人生を送るためのちょっとしたエッセンスを、伝えることにあるのではないか?


そんな風にモヤモヤ考えている毎日です。


yucco 

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